大阪府枚方市にある中村病院の移転新築工事で、同じく枚方市にある中村記念病院と統合し、一般病床52床・療養病床53床・回復期リハビリテーション病床101床の206床の病院です。 建物の構成は、地下に手術・厨房、１階に外来・診療、２～３階に病棟、４階に管理部門の地下１階、地上４階からなります。１階及び３階の屋上には、屋上庭園を設け、緑化に努めています。 外観は、既存の病院に合わせたアースカラーとし、リブパネルと平パネルを色分けした、縦ラインを強調したデザインとしました。 病室はフロアのキーカラーである、廊下の床ボーダーを4床室の共用部分まで伸ばし、各ベッド廻りがよりプライベートなゾーンに感じられるデザインとしています。 ４床室・２床室のベッド背面の壁・天井の仕上げを色分けしたL型のヘッドボードで個人の領域を明らかにし、多床室でも個室的な雰囲気を感じられるデザインとしました。