大阪府寝屋川市で急性期、回復期、慢性期、地域包括ケア医療を担う148床の病院です。約2,000㎡の増築工事（鉄骨造地上4階建）を行うと共に、昭和56年建設の既存部分（ＲＣ造地下1階地上5階建）の改修工事及び耐震補強工事を行いました。
病院機能を維持したままの工事計画が求められ、初めに東側駐車場部分に増築を行いました。増築部の1階には産婦人科外来、2階には産科病棟23床（個室×7室、4床室×3室、未熟児室4床）を整備し、3階にはリハビリセンターを充実させています。また、3，4階に病室28床を設けました。
次に既存部分の耐震補強・改修工事を複数の工区・工期に分けて行うことで、病院機能、病床数を最大限確保しました。増築部に病室を設けたことで、既存部の病室もゆとりを持ったベッド配置とすることができ（6.4㎡以上/1床）、患者様のアメニティーを向上することができました。
最後にＥＶの耐震補強及び制御改修を行いました。
外観は温かみのある茶とアイボリーのツートンカラーとするとともに、既存外壁のタイル部は、直接ピンでネットを貼る工法で浮き対策を行いました。内装は、白をベースに清潔感のあるデザインとしました。